八城政基 x Joi Ito x だいがくのせんせ

<日本ビジネスの閉鎖性>

八城:

  • 日本ビジネスは流動性がない。終身雇用/同じ種類の人ばかり。
  • 排外思想が強い。外からトップを入れない/日本人のみである。
  • 日本の経営者は会社を自分の物だと思っている→株主のことを考えるべき
  • 日本のマーケットしか見ていない→世界のマーケットを見るべき

八城:

  • 日本人は特徴があることを嫌う
  • 日本人は他人が成功するのを嫌がる(他人の不幸は蜜の味)

-みんなが平等に→みんなで日本が沈んでいく。これは変えないといけない。

  • がんばりましょうというだけで気分が晴れてしまう。
  • 「がんばりましょう」ではなく、具体的な目標をもち、目標達成までの方法まで決めるべき。
  • アメリカは競争社会で努力しなければならない。
  • 日本は暮らしやすく、日本人(の若い人間)は努力しなくなっている。もっと努力しなければならない。

國領:
企業が応用技術にしか資金を投入できなくなっている。その代わり、大学には浮世離れした基礎研究ではなく、より利益につながるような基礎研究を求められている。しかし、それをやるにはデットファイナンス科研費などでは桁がいくつも足らないので、リスクマネーを入れるべきだが仕組みが何もない。

八城:
大学だから、皆さんにタダであげて社会貢献なんだとかつまらないこと考えないで。そんなことやってたらお金が集まんないから。適当な例かわからないが、エクソンの例などを参考に資金調達モデルをつくるべき。

Joi:
大学でもマーケタビリティを考えて技術開発すべきだと進言したら、うちの技術者にマニーゲームを教えるわけにはいかんと大学のトップに言われ話が先に進まなくなった。

http://www.mckinsey.co.jp/services/practices/nonprofit/project_tu.html

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セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

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