海外幻想の消滅?

日本へ帰国して以来、仕事柄日本に滞在している外国人の駐在員とつきあう機会が多くなった。

その際、必ず目にするのが日本人女性のパートナーだ。

最初はあまりに気にならなかったのだが、彼女たちと話す機会が増えるにつれウンザリすることが多くなってきた。

彼女たちの多くは、海外に憧れをもっていたり、海外に滞在したことがある人たちだ。

そして、最終的には旦那の母国へ帰って悠々自適な海外生活をするつもりのようだ。

彼女たちの特徴は、大きく分けて二つあるような気がする。

(1)日本(の男社会)で自分が認められないことへの不満

(2)その結果、日本(の男性)への軽蔑&海外(の男性)の美化

根っからの日本人男性である私は、もちろん彼女たちの軽蔑の対象だ。

当たり前の話だが、軽蔑されて気分が良いわけはない。

いまだに(というか、今だからこそ?)こういう女性たちが結構な数いるんですな。

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私が以前属していた業界で目にする範囲だけだが、人文系の大学教員たちの場合はもっと状況がひどい。

以前なら、長い海外歴がある大学教員が結構いて、彼女たちと同じ症状を患っていた。

(1)日本(の大学)で自分が認められないことへの不満

(2)その結果、日本(の研究者)への軽蔑&海外(の研究者)の美化

しかし現在は、海外へ行っても、ましてや海外で博士号など取得しても何の得にもならないことを若手研究者が悟ってしまった。

そのため、ほとんどの日本人学生は海外で真面目に勉強しなくなった。

留学中も頻繁に日本へ帰ってきては学会発表したり、日本の学術誌向けに論文を書いたり、挙句は翻訳の仕事をしたりして、軸足が日本にある場合も少なくない。

博士論文を書くにしても、留学期間をできるだけ短くしようとする学生がほとんどになってしまった。

小賢しい計算ばかりしている若い日本人を見ていると反吐が出る。

グローバル化が進む世界で、真逆の道を突き進む日本の人文学研究者たち。

肉便器以下だぜ。